僕の妻は歯医者さん

歯科医師の妻から聞いたことや学んだことをアウトプットして、思考の整理と知人の歯の困りごとについての相談をまとめて行きます。

腕の確かな歯医者はホームページに力を入れてない。

2018年現在で言えることだけれど、歯医者としておすすめできる、腕の確かな歯科医師が開業している歯科医院はホームページの装飾をしていないことが挙げられる。

もちろん、最近できた歯医者さんとか3年以内に開業した歯医者さんとかだと、ホームページが簡単にそれなりにオシャレに、デザイン性を持って作れるようになったので、それなりなものでやっていると思う。ちゃんとして患者さんに困ってない歯科医院と言うのは、リアルな口コミで患者さんを獲得しているのです。なので、ホームページ開発会社と打ち合わせしている時間なんてわざわざ作ってられないと思うのです。

 

私の知る限りで腕の確かな歯科医師の方で特にすごいなと思った方は、

ホームページにはアクセスといつ院長が学会等で不在かが書かれているだけです。

  

WEBサイトをかなりクリーンなイメージに作っていて、店舗を綺麗にしているところというのは、目的が異なるような気がする。

 

・綺麗にすることで審美歯科に力を入れているように見せる

・オシャレにすることで、イメージを良くすることができる

 

それによって顧客単価が上がる=稼げるわけです。

 

でも、どこの歯医者さんのホームページもだいたい同じようなテンプレートで作られていて、おそらくどこかの会社が歯科のホームページ作成の営業をかけているんだと思う。私自身も会社としてWEBサイトの受託はできるけれども、それを仕事にしたいと思わないし、そんなに価値がないと思うんです。歯医者のサイトってどこも同じだなーと強いていうならわかってる人はきちんとした会社にお願いしていて、マーケティングもバッチリできている。そもそもウェブサイトをオシャレにする意味って・・・?働く側にとって良い意味があるはずだと思っています。

検索エンジンマーケティングしっかりできている=歯科医院として技術があるとは言えないですよね。これは検索結果がどうやってできているかわからない人に説明するのは困難を極めるので、別の機会に回したいです。

例えば、歯科の論文をブログで挙げている先生がいて、それはそれで素晴らしいなと思いつつ、一般人はそれを見るかというと見ないわけで、「ふーん、こんなことやってるのか」程度であると思うわけです。

最近では検索エンジンアルゴリズムも変わったもので、上位に表示されるロジックが変わっているので、、大きな問題になることはないと思って検索してみると。なかなかに激しい。

とにかくGoogle等の検索結果の上位は危ない

 「歯医者+ある駅名」で調べてみたところ自分が推奨している歯科医院よりもEなんとかという歯科の予約サイトが検索結果をかなり占めているわけです。

予約のしやすさは治療の技術と比例するのか、それはないでしょう。

歯科医院の口コミ、歯医者に何回通ったことあるんですか、という感じです。

まともな歯科医師に聞けば、歯医者を評価するのは非常に難しいと言います。

歯医者のネット上の口コミで判断するのは無理

一般人が何かしらの指標も持たずに、歯医者を口コミできることはないと思うわけです。それでもネット上の歯医者の口コミを信じますか?

少なくとも食べログのような感覚で歯医者をネット上で探すのは非常に困難を極めるわけです。

 なぜなら、食事は1日3回はするし、外食は下手すると毎日する人が書いているわけです。で、それなりに美味しいか、接客がちゃんとしているか、それくらいのものは自分の価値基準で、家で作るよりも価値が高いか、どうかという最低限の基準があるから判断できるわけですね。

 

歯医者を選ぶスキルは大学や高校の偏差値に比例しないという事例を自分が見てきたところで言うと、一般人の良くわからない人のネット上の匿名の口コミで判断ができるわけがないんです。

Eなんとかと言う予約サイトよりはgoogle mapのレビューの方がまだ参考になるのかもしれないけれど、歯科と言うのはクレームからの訴訟に発展しやすい事業です。あくまでも参考程度にしなければなりません。

 

 

良い歯科医院に出会う確率を高めるには・・・

 

・「駅名+歯科医院」のgoogle検索結果の3ページ目くらいまでに表示される歯科医院情報

・ホームページが2010年頃のデザインで止まってる感じかどうか

・歯科予約サイトの上位に表示されない

・院長の経歴(出身大学、在籍歯科医院、歯科大学での在籍の有無等)

・歯科医院の治療方針

 

もちろん、綺麗なサイトでもちゃんとしている歯科医院もある、それは確かに言えることですが、若手の歯科医師であることを前提とした方が良いでしょう。

 

時間の問題とかであってほしいけれど、google検索結果は医療情報や、歯科情報においては本当にオワコンであると思っています。(オワコン=コンテンツとして終わっている=使い物にならない)

 

世の中便利になったような気になって不便なことって多いし、

気付いたら大きな負担になって、抜け出せなくなってる。

「歯科こえ」とか言うくそサイトを作ってる会社は滅びてほしい。

集客に困ってる歯医者から順番に並べてるだけじゃないのか・・・

 

歯医者がこれからは患者さんを選んでゆく時代になって行きます。

デンタルIQを高めて、良い治療をしてもらえるようにしてゆくことが

美味しいものを口にし、健康に生きる「健口」に繋がると言うことだと思います。

良い歯医者さんに出会える人が増えることを願っています。

日本人のデンタルIQはとても低い。デンタルIQって何?

歯科医院に通いすぎた身としては、それなりに歯医者で情報を収集していたようで。

高校時代の同期に、歯医者の事情について聞く前に、自分が何で歯科領域に興味があるのか、説明をしました。

 

「良い歯医者がわからない」

「引っ越したらまた0から探さないといけない」

「インターネットの情報は信用仕切れない」

挙げたらキリがないほどの問題と、歯の相談なんてものはなかなかできないし、

東京にいる人の多くは東京都外から来ているし、東京にいるからと言って通っている歯科医院が存続するかも分からない。そういう問題を解決したいと思ったからだと。

 

インターネット関連、特にマーケティングSEOなんて領域に関わっていたので、検索結果がどのように順位を変えることができるか、おおよそわかっていたし、

良くも悪くも大学時代の卒論はSEOについて書きました。

 

その友人に相談をした時に、デンタルIQ高いね、と言われて、デンタルIQという言葉を覚えたんだと思います。

 

IQというのは知能指数を指すわけですが、デンタルIQって、ざっくりと歯科治療や歯科医院に関しての知識があることだと思われます。

デンタルIQに関して、念のため妻に確認したところ「自分が受ける歯科治療に対しての認識度、知識」を意味だと言うことです。

 

どの歯科医院の治療が優れているか決めるのも難しいし、結局のところどの歯科医院であるかよりも、どの歯科医師に見てもらえるのかと言うことが重要になってきます。

そして、歯科医師が1日に診察できる限界の人数もあるわけです。

 

デンタルIQに関しては高ければ高いほど良いとは思いますが、それで医師に対して、私はよく知ってるんですよ、と言う嫌味な態度をすれば、他に行ってください。結構ですとなるのも目に見えているわけです。

 

デンタルIQが低いと自分の大切な歯を守ることが難しくなります。

ずっと実家暮らしだったり、親が選んでくれるのであれば問題はないんですが、

やはり自分自身で知識は身につけておきたいものです。

 

ある歯科医院で先生に言われたのは、日本は先進国の中で歯科治療のレベルが最低レベルであると言うことです。それは日本人全体のデンタルIQの低さにも起因するのかもしれません。

 

昨年ようやく、国会答弁で安倍首相が口腔環境の良さが健康に繋がると発言されたくらいで、これからようやく良い方向に動くのかと感じています。時間はかかりそうですが。

 

今度、デンタルIQのチェックリストなるものを簡易でも良いので書いてみたいと思います。

 

はじめまして。

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歯医者に関して、これまでの人生で何度も通った経験から、僕は歯医者に対して、とても親近感?がありました。

 

さらに言えば、生まれた実家の裏には歯科医院があり、そこの息子さんと仲良く遊ばせてもらってました。その歯科医院には、口腔内が虫歯だらけと言うか、口腔環境が良くないと言う理由で、母に連れて行かれることはなかったのですが、毎週のように歯医者さんに通っていたんですね。

 

さて、ブログのタイトルは「僕の妻は歯医者さん」ですが、結婚した相手が歯科医師なので、安直にネーミングした次第です。(僕はコーヒーが飲めない、と言う漫画が好きで、僕も27歳までコーヒーが飲めなかったので、いつかまたそれは別のブログで書き起こしたいです)

 

なんで歯医者さんと結婚したのか?

僕は昔から歯が弱いので、これまで5箇所以上の歯科医院に通いました。また、高校までは大体同じ歯医者だったのですが、大学に入ってみたら、親もその地域のことは知らないし、自分でどの歯医者がいいかなんてわからない。そんなこともあって、歯医者に関しての事業をやってみたいと思ったのです。

 

自分自身は小さいながら事業会社を経営しています。そんなこともあって、高校の同級生で歯科医師になっている友達に「歯科領域の事業」について相談をしたら、今の妻を紹介されて、話してみたところ、非常に真面目に治療をしていたこともあって、そこにも魅力を感じ、結婚した次第です。

 

歯医者にただ行くだけでなく、何度も行く中で、歯科治療を受けて、先生に「なんで?なんで?」と繰り返し聞いていたら、歯科治療に詳しくなったので、歯科医師の友達と話すと治療に関してとても詳しいと言われるまでになりました・・・通った時間とお金を考えたらある意味でいうと、教育を受けたと言うところでしょうか。

 

このブログでは知人から受けた歯の相談や、妻の仕事で上がってきている課題を可能な限り書いてみたいと思います。

 

そして、いつか近い将来、歯科領域の事業を立ち上げたいと思っています。

 

みなさん、ご存知ですか?日本の歯科治療の水準は、世界の先進国の中で最低水準に近いと言うことを。もちろん、ちゃんとやっている方もいますが、基本的に技術的な能力が十分ではない歯科医師が多いのです。これは色々問題があるので、どこかでまとめる機会を作りたいです。

 

これまでたまたま良い歯科医院と歯科医師の先生と巡り会えたこと、歯科医師と結婚して、身近に歯科治療の現場がわかることに感謝して、社会の改善に繋がる何かができたら、と思います。